日常日記

デビューまでの道のり

と、大層なタイトルから始まったのですが、
今回この記事を書こうと思ったきっかけは、聞かれることもあったからなのです。

実際、自分が投稿していた時は賞に応募するんだと思い込んでましたからね💦
なのできっとそう思い込んでいる方もいるかもしれないと思い、
今回この記事を書くことにしました。

みずきの経由(投稿の話など)

中学時代

初めて漫画を描いたのは中学1年でした。
まぁ、結果はA・B・Cの中のCクラス、多分参加賞という感じだと思います。
ただ自分の中学生時代はガラスのハートなこともあって、色々と目移りして
10代で描いたのは1本だけでした。
10代でデビューされている先生方は、本当にすごい継続力です!!
絵が上手い、話がうまい、キャラがいい、などなど
いっぱい光る要素がある先生方だと思うのですが、
今、自分を振り返ると…何かを継続したり、持続するというは出来る事じゃないなぁと
しみじみ実感しております。

のどとタチキリ

そして次に漫画を描きだしたのは、二十歳です。
そのきっかけは出不精で…、【ただ家に居たかった】と言うのが大きな理由でした。
昔から漫画が好きというのがあったので再挑戦して、初のBクラスを取ることに!!
ですが、のどやタチキリといった原稿用紙の使い方を忘れていたので
B4サイズの原稿用紙にフルで描いてたんですよね。(笑)
もちろん、この時の評価シートには
「のどやタチキリを意識してね!!」
と書かれていましたね(笑)

けれど当時の自分は、そもそもその言葉の意味がわからーん!!と…。
今なら簡単に検索できるワードも、当時はまだネットが無いのと、
漫画の描き方といった著書が近くの本屋にもなく、周りで描いている人もいなかったので。
とりあえず「のどとは?タチキリとは?」で1年くらい悩んでました。
当時、出版社さんから頂いた冊子にも、そんな初歩の初歩は書かれて無かったんですよね💦
数年後からの冊子には書いてありました。

アニメ学院

その悩みから大好きになったアニメがありまして、自分もアニメ業界に入りたい!!と
漫画からアニメに方向転換。
そう思ったら吉日、まずはアニメ学院に行きだしました。
プロ漫画家育成コースという学科もあったのですが、自分は仕上げコースに行きました。
就職の事とかも考えて…。
そこで漫画家育成コースの方と話す機会があり
ここでやっと、のどとタチキリの謎が解明したのです(笑)

半年ペースから3か月ペース

謎が解明したので、投稿作品を描き出したのはいいのですが、
BクラスからCクラスへと落ち、3本描いたのかな?
中々上がらず、しょぼくれていた時、文具屋で『漫画の描き方ビデオ』なる物を発見!!
即買いし、何度も見ては止めてを繰り返し、ベタフラを覚えれば、その作品のほぼページに
ベタフラがあったり、カケアミを覚えたら、どこでもかしこでもカケアミをして…
点描とかも自作したりして(その時代はトーンがあったんですけどね(笑))…と
まぁ…本当、新しい技術を覚えたのが嬉しくて、作品を描いてました。
賞のクラスもBからAへと…順々に上がっている時に転機が訪れました。

それは大好きな作品に出合った事!!

けれどその作品は別の雑誌だったので、投稿先変更をしたのです。
そうしたら初の投稿で、なんと賞に入ったではありませんか!!
しかも賞金付きですよ!!
漫画でお金がもらえるなんて夢にも思っていなかったので、
何度も掲載ページを眺めました。

そしてここから投稿ではなく、持ち込みに切り替えて作品が出来上がる度に東京へ!!

初担当

初担当さんが付いたのは、数回の持ち込みを繰り返し、多分23.4くらい?
新人賞に出してみましょうと言われ、一緒に作品作りをしたのですが
テンパる自分はプレッシャーで、担当さんとコミュニケーションが取れずでした😿
一応は一番下の賞には入れた物の、結果伴わず担当さんとはお別れに。
お別れと言うか、自分が手放したという結果です。
期待に応えられなかった~ぁぁ!!というショックで、
申し訳なくて連絡しなかったんですよね。(ガラスのハートめっ…)
そしてそこへの投稿もなんだかしにくくなってしまって、出版社さんを渡り歩きました。

けれど渡り歩いた結果、別の雑誌でも担当さんが付いてくれたのです!!

嬉しい反面、以前の失敗を繰り返したくないと言う焦りで
またコミュニケーションがうまく取れなかったんです。
ですが、その担当さんは「次回も頑張ろう!!」と声を掛けてくれたんですよね。
全く結果が付いてこないと凹む私に希望をくれたんです。
またプロットやネームを送ってもいいんだ、と安心して作品作りに励みました。
新人賞に出すことにもなり、デビューは逃してしまいましたが
その一歩手前の賞を頂いたのです。

デビューか結婚か

「デビューが決まったら結婚しよう」
と言った同棲中の彼氏にそうたんかを切っていた私でしたが、
今回の新人賞もデビューには至らず、何が欠けているのかわからずに迷走してました。

少女漫画ジャンルの年齢的な暗黙なルール。

というか、暗黙も何も持ち込みの時に言われてたんですけどね(笑)
その年齢から離れていく自分。待っていてくれる彼氏。
ふと「潮時なのかな…」という思考になってしまったのです。
まぁ、今考えれば、結婚しても描けばいいじゃない、で済む話なんですけどね(笑)

ただ多分、色々と試行錯誤しても中々届かないプロという道への遠さを
目の当たりにしてしょげしょげだったんだとは思います。
この頃はプロになるための作品作りを必死にしていた。投稿=入試みたいな感覚です。
作品を描くことは楽しいけれど、如何に通るかって事を考えてましたね。
それがきっと作品からも滲み出てたんだと思います。

人生いろいろ

投稿を止めた私は同人に目覚め、同人活動を中心に結婚ライフを送ってました。
年齢も年齢になり、出産という今まで考えもしなかったキーワードが過るように
なったのです。
そして、ここからの話は現在描いている作品『産後鬱で赤ちゃんをまったく愛せない』

と、なりまして…。10年ちょっと描きたいな~でもな~を繰り返してました。

インディーズ漫画との出会い

描きたいけど…年齢がとか投稿先がとか頭でっかちになっていた
私の前に飛び込んできたのは、インディーズ漫画です。
ここなら年齢を気にする必要も投稿先を選ぶこともなく、
描きたい作品を読んでもらえる!!
読み手のいない作品は私にはどうしても描くモチベが続かないのもあって、
インディーズ漫画と出会った時は、本当に嬉しかったです。

コメント機能のある所では、楽しかったよとか嬉しくなるコメントもあれば
しょげしょげになるコメントもありますが、でも反応があるという事が
何より嬉しくて、1年くらいは毎日作品を描いてたと思います。
その中で変化した思いがありました。

商業で描きたい。。。

そんな思いが沸々と強く湧いて来たんですよね。
作品募集をしているサイトや編集部にメールを送ったりして。
結果はダメだったんですが、元々インディーズ漫画に投稿しようと思って
描いていた作品なので、コストと言うのかな?は掛かっていないので
是非、投稿作品やインディーズ漫画の作品がある方は応募してみるのも手だと思います!!
コミティアに参加されてる方は持ち込み編集部も手ですよね!

そしてそんな「ダメ元でもやってみよう」と心に決めてても、
やはり結果がダメだとしょげるんですよね。


そんなしょげしょげな自分の所に、1通のメールが届きました。
創作をしていると結構オファーらしきメールは来るんですよね…。
ただ実際にお仕事として繋がる事は…残念ながら少ないです。
大体は途中で音信不通になってしまうか、
詐欺と言うか搾取されるがまま終わる場合も少なくありません…。
低単価、もしくは無料っていう場合ですね。
なのでそのメールについても、そこまで本気には捉えていなかったんですよね。

嬉しいけれど、本気にして舞い上がって音信不通になる。

という事を繰り返していたのもあって(笑)
そして残念なことに、この件に関しては仕事には繋がりませんでした。

ですが、別の編集さんを紹介して頂けることになり、
無事商業デビューとなったのでした。

どこで誰が読んでるかわからない、だからこそ発信を続ける事が
デビューへのきっかけになったんだと思います。
描いた作品は1か所ではなく、いろんな所へ!!
いろんな所への発信が1つの縁が結びつく可能性があるんじゃないかと思います。

ちなみに私の名前で検索すると、結構中途半端になっている作品が
ちらほら出てくると思います💦

インディーズ漫画を掲載できるサイトさまや
電子書籍として販売してくれるサイトさまのご紹介。
他にも「インディーズ漫画」「電子書籍販売」と検索すると
色々と出てくると思います。