原稿Blog

産後鬱作品の裏話?

初の体験談をもとに描いた作品、『産後鬱で赤ちゃんをまったく愛せない』
1番最初に描いたのは、実は『メガネ執事はエロオオカミ』の次でした。(笑)
ずっと長年書き溜めてきた作品がいよいよ配信されます!!

TLや女性漫画と違い甘々さは無いので、
本作品を描くのに実はすごく悩んだんですよね。
辛い過去がまた蘇ってやるせない気持ちになり落ち込むんじゃないかとか…
子供を傷つけやしないか…とか。
だけどこの作品の話をして描いたみたらいいじゃん!
と後押しをしてくれたのは子供でした。
(実は作中の赤ちゃんの名前は子供が命名しています。)
今回は私だけの話というより、私と子供との話だったので、
子供が後押ししてくれるのであれば描こうと思い立ちました。
後は自分の感情の問題です。

まず初めに自分の経験をつらつらと書いた物を編集さんに読んで頂いたのですが、
この時点で泣き泣き状態で苦しくてたまりませんでした。
こんな状態で漫画にすることはできるのか!?
作画は違う方に頼んだほうのがいいのではないのか!?と悩み悩み。
編集さんにも相談したりして。
(作画的画力も描けるのか?というのもありましたので…)
だけど自分の話だし、自分で描こうと決心して作品に取り掛かりました。

そして漫画としてプロットにしたり、
ネームにすると自分の気持ちは思っていた以上に冷静で、
あの涙の全体プロット?(経験談を書いたもの)はなんだったのかと思うほどに、涙は出ないし、記憶を家族全員から聞き出し、辿り、冷静に過去を受け止めてました。
今では主人公と私は同じようで別人なんだなと…ついこの前思いました。(笑)
作中の赤ちゃんを見て、子供が「こんなだった?」と言ったりとか
今ではこの作品を自分で描いて良かったなと思います。
チャンスをくれた編集さんと企画を通してくれた編集部の方々に
本当にありがとうございます!!
きっとレビューは怖くて見れないけど…(笑)
そして数年書き溜めているので、絵も変わってきています(笑)
そんなところも楽しんでいただければと…。